前田専門官 活動レポート(デザイン思考・UI・UX分野)
こんにちは!
チーム愛媛DX推進支援センター長の渡部久美子です。
今回は前田専門官(デザイン思考・UI・UX分野担当)の活動について、2023年度の支援内容から一部をピックアップしてご紹介します!
市町への個別支援(訪問/オンライン)
前田専門官にお話をうかがったところ、2023年度の支援は「UXやグラフィック等に関する具体的な依頼が増えてきました!」とのこと。
市町への個別支援の一部を抜粋し、ご紹介します。
伊予市、東温市、砥部町、今治市、松山市、宇和島市等に対し、以下のような支援・相談対応にあたりました。
プロポーザル事業の選定(審査員として)
窓口改革を見据えての課題の整理
Webサイトの構築等に向けた理解促進(UXなど)
チラシ等の見やすさや効果的なグラフィックについての助言
ボトムアップ研修~ユーザー本位のDXを推進
基本的な知識やスキルの底上げを図る「ボトムアップ研修」では、四国中央市・宇和島市・大洲市の3市でワークショップを開催。四国中央市では「ユーザー本位のDXを庁内に波及させる」、宇和島市では「ユーザー理解を基点に具体的に描く」をテーマにお届けしました。
「ユーザーを理解するには、サービスデザインの思考フレームが不可欠です!」と力を込める前田専門官。
ペルソナやエンパシーマップ、カスタマージャーニーなどの基本を分かりやすく解説し、ワークシートによる実践を交えながら具体的な作成方法をお伝えしました。
大洲市の研修「WebサイトのUIを描こう」では、Webサイトの制作にあたって押さえておきたい基本フローを解説。住民側からみた利用手順やUI、見やすくするための工夫のほか、庁内の検討段階で注意するべきポイントなど、実務に直結する情報をお伝えしました。
ベースアップ研修~より実務的なアプローチを
オンライン開催のベースアップ研修は3回開催し、ボトムアップ研修に比べて実践的な内容をお届けしました。
チラシ作成のワークショップは参加者からの関心が高く、Teamsで具体的な質問が寄せられることも。前田専門官とのやりとりを重ね、グラフィックスキルを大幅に上げる職員も出ているそうです!
勉強会では「デザインはセンスがなくても作れます。ルールを覚えましょう!」とお話している前田専門官。
研修では「伝わるデザイン」をキーワードに、色や大きさ、余白といったデザインのルールを基本から分かりやすく解説しています。
サビデザ勉強会のサポートも!
チーム愛媛DXの職員の発案から生まれた自主グループに「サービスデザイン思考の解像度上げようの会」(=サビデザ勉強会)があります。
松山市・西条市の職員さんの「勉強したい!」という声をきっかけにスタートし、Teamsでの交流や情報交換を重ねてきました。
本年度は秋までにオンラインでの勉強会を3回開催し、県外の自治体が策定したガイドラインなどを研究。
前田専門官は相談役として、デザインに関する最新情報の提供や質問への対応といった方向から活動をサポートしています。
新たにオフラインの勉強会も企画するなど、活動の幅を広げつつあるサビデザ勉強会。
12月には西条市にて、徹底的にユーザー側に立ってUX向上を考える勉強会を開催しました。不便な入力フォームをあえて使い、その体験から気付きを共有することで「便利さ・快適さ」を追求。前田専門官も現地でサポートにあたりました!
さまざまな相談に対応
チラシのデザインから窓口改革まで、さまざまな相談が寄せられている前田専門官。
私自身が、「DXとは、"ユーザー本位"であること」と自信を持ってお伝えできるようになったのは、前田専門官からの学びがあったからと言えます。
「誰のためにやるのか」「誰のどんな幸せのためなのか」を考え、ユーザー本位のDXを推進していきたいと思っております。
🌻チーム愛媛DX推進支援センター長 渡部久美子