見出し画像

チーム愛媛DXウィンターキャンプを開催しました【前編】


こんにちは、事務局の渡部です。

さて、前回投稿で匂わせておりましたとおり先日、チーム愛媛DXウィンターキャンプを開催しました!

ざわ..ざわ…

前回サマーキャンプでは、県事務局とセンターを中心に企画・運営を行いましたが、市町職員の皆さんから”一緒に作ってみたい”という嬉しい提案をいただいたことから市町職員の皆さんからも企画メンバーを募集して、オンライン会議を行いながら、企画を練っていきました!

参加していただいたのは

西条市から田野岡さん
大洲市
から青木さん
伊予市
から鎌倉さん
久万高原町
から西田さん西岡さん

の、若手の職員の皆さんです!

県・市町・外部人材で企画検討するのは、私にとっても初めての経験です、、!

12月からスタートした検討会では、いま、全体共有の場で何が求められているか、課題感も合わせて話し合いました。

第1回MTG!あらゆる可能性を追求した結果、議論は暴走していったのでした。


ディスカッションした意見はこんな感じでした。

サマーキャンプの振り返り
・面白かったが、専門官側と職員側で盛り上がりに差があった。
・全体講義型のため、意見を言いたくても言いにくかった。
・他市町の職員と休憩時間等に交流ができてよかった。

ウィンターキャンプで実現したいこと
・行政の研修は堅いものが多いが、参加者が意見を出しやすいよう楽しく、リラックスした雰囲気にしたい。
・各団体がそれぞれのフィロソフィーのもと取り組んでいるため、優良事例といっても横展開は容易ではない。
市町職員同士のつながり創出にも重きを置きたい。まずは気軽にモノが言える関係に。
・庁内の職員は、DXを他人事と捉える職員がまだまだ多い。この機会を利用して、庁内の職員にDXに踏み込んでもらえるように動きたい。
・DX職員をメインターゲットとするのであれば、一番の共通課題は「全庁的なDXの機運醸成」
・人の巻き込み、コミュニケーションは悩みとしているところ。

(県職員視点では、「横展開は容易ではない」がグサッときました。。)

2回目MTG!事前にテキストでも意見を出し合い、目的を明確にし、内容を絞ります。

こうした議論を経て、ウィンターキャンプは

①事例研究・知見の共有
②横連携、市町職員同士の関係強化(まずはDX担当課職員から)

を目的として、

第1部:モデルプロジェクト進捗共有会
第2部:「100年後の行政」を考えるワールドカフェ

の構成で実施することにしました!

そして県庁内・市町庁内職員への呼びかけ、準備を重ね、迎えた2月8日のウィンターキャンプ当日
DX担当職員や関係課の職員ほか菅原統括責任者、渡部久美子センター長、各分野専門官が一同に集い、また県外自治体等からの視察も含め、サマーキャンプを上回る、70人以上の皆さんに参加いただきました!

前半司会は、西田さんと私、渡部(友)が務めます。

愛媛県CDOの八矢副知事の開会あいさつのあと、登場したのは、田野岡さんデザイン分野の前田専門官!!

専門官はみきゃんハッピ着用で参加です。

西条市のおくやみ窓口整備にあたって交流を深めた二人は、なんと、アイスブレイクに漫才を披露くださいました!!!!

田:菅原さんがなー、今日のテーマを忘れてしもたらしくて
前:大変やがな!どんな特徴やったか教えてよ
田:住民の生活がめちゃめちゃ便利で楽になるものらしいんよ
前:ほなDXやがな
田:やけどなー、それによって職員がめちゃくちゃ忙しなるらしいのよ
前:ほな違うかー、市民だけやなく、職員もハッピーにならなあかんもんね

どこかで聞いたことあるような…


DXの本質を楽しく伝えていただき、司会の西田さんからは満点採点

漫才のおかげで会場はホットに。「時を戻そう」とはなりませんでした!


会場の緊張感もほぐれたところで、早速モデルプロジェクト進捗共有会に移ります。

そもそも我々にとってのモデルプロジェクトとは、今年度下半期から取り組んでいるもので、各市町が取り組むプロジェクトを専門官に伴走・支援してもらって更なるブラッシュアップを図り、その知見を各市町に共有することで、全体の底上げを図っていこう!というものです。

共有会にあたっては、これらの取組から10プロジェクトを選定し、各専門官の5テーマごとに前半・後半の小ブースに分かれ、市町職員から発表、参加者の皆さんと質疑応答・意見交換を行いました。

それぞれのテーマは以下のとおりです♩

発表の様子をお伝えします!

【システム・セキュリティ】

発表に真摯に向き合ってくださった
八幡浜市情シス担当の矢野さん
将来的な人的リソースも考慮しながら、
新たな庁内ネットワークの在り方を
検討しています。
平成26年度からオフィス改革に取り組む
西予市より上甲さんが登場!
ただ技術を取り入れて終わりではない…
長き奮闘の足跡は、
西予市行財政改革日記】から
ぜひチェックを!


【データ利活用】

勘や経験に頼るのではなく、データを
職員自ら分析することの重要性

着眼した西条市の戸田さんは
関係課や他市も巻き込み、
産業政策立案に向けた
庁内ワークショップ
を開催しました。
上島町の元森さんは担当課と
GTFS整備に取り組んでいます。
地域情報化アドバイザーで
岐阜県中津川市職員の柘植さんにも
支援いただきました。

【デザイン・UI・UX】

西条市の田野岡さんは、
おくやみ窓口の整備にあたって
庁内メンバーと前田専門官と
究極のユーザー本位なWSを実践し、
収穫の多さにいっとき仕事は増えたとか。。
(ただの漫才要員ではありません!)
お隣同士自治体、
東温市の勇さんと砥部町の菊池さん
「ちゃんと届く研修に!」
共通して効果的な庁内DX研修の実践
挑むプロジェクトですが
「ど~してもコラボで発表いただきたい!」
とお願いし、実現しました。

【広報・マーケティング】

複数課が連携する「魅力発信プロジェクト
推進の過程で洗い出された課題の
解決策のひとつとして、広報ガイドライン制定
提案している伊予市の鎌倉さん
資料から、細部まで気を配られていることが
伝わってきます!!

広報・マーケブース後半は、さすがの企画力!!と唸りましたが、藤田専門官持ち込みの「SNS供養寺」と題した発表に!!

全国的にも話題な
行政のSNSアカウント増えすぎ問題
久万高原町・宇和島市・八幡浜市担当が
課題を持ち寄り、第一次供養アカウントを
精査しました。
BADオープンデータ供養寺住職に特別出張いただきます
業務の中にも、楽しさを。
役目を果たしてくれたSNSに、
感謝の気持ちを込めて供養しました。


【官民共創】

スマートシティを推進する
新居浜市の西原さん
デジタル社会のパスポートといわれる
マイナンバーカードの利活用策を検討される中、
カードを活用した職員出退勤管理を内製!!
いっしょにやろや ちょっとずつ。
のスローガンのとおり、
西条市では官民持続可能都市モデルを構築すべく、
一般社団法人西条市SDGs推進協議会を立ち上げており、
今後のワクワクするお話をシェアいただきました。


参加者のみなさんからは、

協働の雰囲気を感じることができ、とても楽しかった。
5分野に分かれていたが、どの話も聞きたいと思った。

といった声をいただきました。

第1部参加者アンケート(回収率:63%)


また、今回の研修では東京都・和歌山県の職員の方にも視察に来ていただいたため、輪の中に入って参加をいただきました。

愛媛県とは異なる自治体の職員の方の視点も取り入れることで、チーム愛媛の取組も深めていけるのではないかと考えております。


さて、少し長くなってしまったので、第2部「100年後の行政を考えるワールドカフェ」は次回投稿に続きます!!


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!