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藤田専門官 活動レポート(広報・マーケティング分野)

こんにちは!
チーム愛媛DX推進支援センター長の渡部久美子です。

今回は藤田専門官(広報・マーケテイング分野担当)の活動について、2023年度の支援内容から一部をピックアップしてご紹介します!

愛媛県・市町DX推進専門官(広報・マーケテイング分野担当)
藤田 愛


2020~2021年度、茨城食彩提案会開催事業の企画・運営担当
茨城県公式noteアカウント「シェフと茨城」の立ち上げ・企画担当

茨城県水戸市出身、早稲田大学教育学部卒業後、トレンダーズ(株)に入社。大手企業への戦略PRやインフルエンサーマーケティングの企画営業に従事。その後、小山薫堂率いる企画会社(株)オレンジ・アンド・パートナーズにて、地域ブランディングやプロモーション企画のプロデューサーを経て、2019年春に独立。「食」をテーマに、企画、PR、メディアの立ち上げ・運営、イベント・ツアー企画運営などを行っている。東京都と茨城県の2拠点で活動中。


市町への支援(訪問/オンライン)

市町への個別支援の一部を抜粋し、ご紹介します。
西条市・伊予市・四国中央市・砥部町・松山市などから要請を受け、以下のような内容の相談・助言にあたりました。

  • 自治体のPR戦略・コンセプトの整理

  • 新設Webサイトの目的・ターゲットの整理

  • 特産品を生かした新製品の広報戦略、話題性の検討

  • 就職情報の発信に向けた調査への助言

これまで「ターゲットを深掘りする」重要性について、繰り返し強調してきた藤田専門官。2023年度に入り、各市町の相談内容からも「ユーザー本位」の視点が徐々に見られるようになってきたそうです!

ボトムアップ研修~手段が目的化していませんか?


ボトムアップ研修は「業務がより効果的・効率的になるマーケティング整理術を伝授します」をテーマに、今治市で開催しました(7月)。

「デジタルツールはあくまでも手段。まずは誰のためにやるのか、何のためにやるのか、本当に必要なのか整理を」と藤田専門官。

ターゲットを理解するためのフレームワークとして、ペルソナ・エンパシーマップ・カスタマージャーニーの基本について解説し、実演を交えながらそれぞれの作成方法を確認していきました。

藤田専門官によると「手段が目的化してしまうと、マーケティングは大事故に陥ります!」。

デジタル化やSNS活用といった伝達手段ばかり注目されがちな広報分野ですが、その先にある本来の目的と必要性を見極めることの大切さを説きました。

専門官オリジナルの「アイデアベースシート」を活用し、いま参加者が担当している業務の目的やターゲット、競合などを整理するワークも行いました。

広域コミュニティの支援も


愛媛県と全20市町の職員が主体的に交流を深め、情報・スキルを共有する「広域コミュニティ」。2023年度スタートした3つのコミュニティのうち、藤田専門官は「広報・マーケティング分野」のコミュニティをサポートしています。

※広報・マーケティング分野のコミュニティ活動については、後日あらためてご紹介する予定です!

このコミュニティには、広報担当者はもちろん、観光振興や移住促進といった何らかの情報発信に従事する職員の方であれば誰でも参加できます。

藤田専門官にお話を伺うと、発足にあたって

  • 安心して意見交換できる環境づくり(Teams・オフライン)

  • 職員ニーズに基づく勉強会の企画・実施

  • コミュニティをきっかけとした市町内部への情報発信・連携強化

  • コミュニティの自走に向けた仕組みづくり

以上のような視点を重視し「持続的なネットワーキングの場が構築されるよう助言・支援を行っているところです!」とのこと。

第一回勉強会は、下山専門官(データ利活用分野)をゲストに招いて伊予市で開催しました。こちらの模様もあらためてレポートする予定なので、ぜひご覧いただければと思います!

さまざまな勉強会も企画!


ブランディング戦略やWebサイト構築など、市町からさまざまな相談が寄せられている藤田専門官。5月の南予キャンプでは、ペルソナやエンパシーマップを作成するワークショップを開催しました。

※こちらの記事でもご紹介しています。
"研修"じゃなくて、"キャンプ"。〜南予キャンプ 宇和島編〜

12月には、dancyu編集長の植野広生さんを講師に迎えての勉強会「食をテーマに学ぶ DXに必要な「編集力」」を企画。情報発信に携わる市町職員の方々が多数参加し、「伝える」ではなく「伝わる」ことの大切さについて学びました。

藤田専門官の支援では、「手段が目的化していませんか?」という言葉が多く聞かれます。
これは、自治体DXのみならず、多くの事業体でも常に問われる問いであり、最も重要なことだと思います。
デジタルという技術を導入することが目的ではなく、デジタル技術を活用した先にどんな未来やビジョンの実現を描いているのか、この事の重要性や立ち返りのきっかけを、藤田専門官の支援を通して学ぶことができました。

藤田専門官は、プライベートの時間を使われて、愛媛県内の様々な魅力的な食材や宿泊地、観光施設や飲食店を回られ、茨城県に次ぐ第三の故郷のように愛媛県のことを愛(藤田さんのお名前とかけてみましたw)してくださっている方です。
藤田専門官から学ばせていただいた、愛情情熱を持って広報・マーケティング事業の支援を続けていきたいと思います。

🌻チーム愛媛DX推進支援センター長 渡部久美子