チーム愛媛DXウィンターキャンプを開催しました【後編】
前回に続き、事務局の渡部です。
今回は、2月8日に行われた、
チーム愛媛DXウィンターキャンプの
第2部:100年後の行政を考えるワールドカフェ
からお送りします。
前編はこちらから↓
企画メンバーとの検討により、
第2部の目的は、市町職員同士の関係強化、つまり、
職員同士が仲良くなる!ということになりました。
そこで考えたのが、ワールドカフェ形式でのワークショップ。
ワールドカフェでは、カフェのようなリラックスした雰囲気で、複数回のラウンドにおいて少人数テーブルのメンバーをシャッフルしていき、いろんな人との対話の中で「気づき」を統合し、新たなアイデアを生み出すことができると言われています。
今回のワークショップに限っては、「仲良くなる」ことが目的なので、実はテーマはなんでもいいのですが、行政職員という共通項を持っているので「行政の将来のすがた」をテーマに認識共有できれば、ということになりました。
とはいえ、100年後・・・
どんな社会なのか、企画メンバーと専門官で、先にテキストベースで「100年後の社会」についてブレストを行いました。
そして、実際のワールドカフェでは、全4ラウンドの構成で、100年後の社会や行政の姿からバックキャストし、行政職員として自分たちが取り組むべきことは何か、深ぼっていくことにしました。
最初のテーブルを出発して、第2・第3ラウンドと巡ったあとは、最初のテーブルに戻ります。
専門官のテーマも考慮しながら、各テーブルのアウトプットのイメージはこんな感じです。
当日は、センター長からはワールドカフェの趣旨、渡部(友)からはひとつの背景として、えひめ人口減少対策重点戦略(※R4.10.28公表時点のもの)を参加者に説明し、ワールドカフェがスタート!!
専門官や菅原統括だけでなく、企画メンバーの市町職員もファシリテーターを務めます。
参加者はテーブルを回りながら議論を深め、第4ラウンドは、第1ラウンドのテーブルに戻り、これまでのテーブルでの議論をシェアしながら、課題を見つめ、自分たちがこれから「チーム愛媛」で取り組むべきこと、取り組みたいことはなんだろうということを話し合っていただきました。
同じ県内の自治体といえど、顔を合わせることもはじめましての皆さんも多く、また、それぞれが各自治体のミッションのもと、日々頑張っていますので、その枠を超えた「共創」は、実は簡単なことではありません!
まずは、顔の見える関係になることで、同じ課題を抱える(そして乗り越えた)職員同士の助け合いにつながっていけば、共創の土壌となれば、という想いを込めた機会となりました。
テーブルでのディスカッションのあとは、各テーブルの代表者に発表を行っていただき、全体共有を図ります。
小田専門官テーブルでは、各回の議論を専門官にグラレコでまとめていただきました!!
DXを進める上では、デジタルの「D」が注目されてしまいがちですが、本当は「X」である変革・生み出す価値が重要です。
「業務」であるがゆえ、「まじめえひめ」らしく、我々職員は日々難しく、机の上で考え込んでしまいがちですが、生み出すべきは「幸せな未来」なので、アイデア発想の段階では、楽しく考えることも大切、と改めて感じました。
あくまで「ワールドカフェ」なので、それぞれのテーブルのアイデアについて、すぐに実現に向けて動き出すわけではありませんが、ありたい未来を想像・洞察することで、DXの原動力となる「価値」の部分について、共通認識を育めたと感じています。
また、参加者のみなさんにも、
他団体の職員と議論する場は貴重で楽しかった
とポジティブな声を多く寄せていただき、今後の活動につながるヒントが得られました。
実は、このウィンターキャンプの投稿記事も共創の1つ。
ご紹介した写真のいくつかは、八幡浜市の広報担当の兵頭さんが撮影された、技の光る写真を使わせていただきました!
こうして無事に幕を閉じた「チーム愛媛」DXウィンターキャンプ。
今年度ももうすぐ終わりを迎えますが、1年前には想像もできなかったくらい、活発で、いい雰囲気のチームになってきたことを実感しました。
高度デジタル人材シェアリング事業を実施することで、各職員が推進する施策において、しっかりと成果をつくることはもちろん、推進会議が、VUCA時代を生き抜く、職員づくりの場としても、役目を果たすことが出来ればと思います。