山形専門官 活動レポート(システム・セキュリティ分野)
こんにちは!
チーム愛媛DX推進支援センター長の渡部久美子です。
今回は、山形専門官(システム・セキュリティ分野担当)の活動について、2023年度の支援内容から一部をピックアップしてご紹介します!
市町への支援(訪問/オンライン)
市町への個別支援の一部を抜粋し、ご紹介します。
西予市・東温市・八幡浜・伊予市・砥部町等から寄せられた以下のような相談に対し、個別具体的な支援・助言にあたりました。
プロポーザル参加企業の評価
内線電話や学校ネットワークのシステム変更
自治体クラウドの見積もりや活用
RPAやテレワークに関する考え方の整理
相談内容によっては、先進的に取り組んでいる県外自治体の紹介や、オンラインミーティングの機会提供なども行いました。
研修プログラム
職員の基本的な知識やスキルの底上げを図る「ボトムアップ研修」では、「デジタルと現在の常識」をテーマに大洲市(8月)で開催しました。
「DXについて理解を深めたい」「住民や庁内にうまく説明したい」という職員の方を対象に、
なぜデジタル技術が必要とされているのか
自治体がDXに取り組む意義
新しい時代に必要とされる視点
などの視点から解説。自治体行政における実務経験の豊富な山形専門官ならではの切り口で、現場の事例を紹介しながら分かりやすくお伝えしました。
カレーライスで業務改善?
6月に八幡浜市で開催した南予キャンプでは、講座「まずはここから!業務改善への第一歩」を小田専門官(官民共創分野)と担当しました。
山形専門官のターンでは、理想のカレーライス作り(!)を架空のプロジェクトに設定し、「目標」「問題」「課題」を明確に区別するワークショップを実施。
グループディスカッションを交えつつ、問題と課題を整理することの難しさや具体的な手法について丁寧にお伝えしました。
詳しくはコチラの記事でもご紹介しています!
「何度だっていうよ。”研修”じゃなくて”キャンプ”~南予キャンプ 八幡浜編~」
広域コミュニティ支援
私たちは2023年度、
情報システム
データ利活用
広報・マーケティング
以上の3分野で「広域コミュニティの醸成」に取り組んでいます。
これは市町の垣根を超えて職員が情報交換・交流できる仕組みづくりを目指すもので、山形専門官は「情報システム分野の広域コミュニティ」を支援しています。
具体的には、過去に支援した市町から参加者を募り、Teamsでのオンラインチャットを通じてチャンネルの空気を温めることからスタート。
メンバーが増え、素朴な話題や業務上の質問について意見を交わしていくうちに実現した取り組みが「IYO WORK」です。
※「IYO WORK」については7月にご紹介したコチラの記事もご覧ください!
走りながら次の行動へとつなげる「OODAループ」(Observe=観察、Orient=状況判断、Decide=意思決定、Act=行動)を実践し、さまざまな方向から取り組みを進めている広域コミュニティ。
Teamsでの交流も続いており、山形専門官から最新トピックが提供されたり、職員の方から「ちょっと聞いてみたい!」と質問が投稿されたりすることも。「自治体クラウドの運用見通しは?」「複合機の設定はどうしてる?」など、通常業務から込み入った質問までさまざまな会話が飛び交っています。
情シス担当の皆さんを支援!
元自治体職員という背景を持ち、多くの自治体で様々な立場からのDX推進をされている山形専門官。ご多忙の中での支援ですが、市町の状況や町の背景まで紐解き、ロジカル(理論)と愛情の掛け算のような手厚い支援を実施いただいてます。
今後も広域コミュニティで、情報システム部門のオンライン座談会を企画したり、自治体職員による研修事業の内製化を挑戦していきたいと考えております。
愛情たっぷりのたっくん(山形専門官の愛称)の支援を、これからもサポートして参ります!
🌻チーム愛媛DX推進支援センター長 渡部久美子